子どもが幼少期のうちに果たすべき親の3つの責任

Happy mother with a daughter at home

近年は、小中学校での子どもの暴力が大きな問題になっていますね。近年では特に低年齢化が進んでいて、小学校の低学年でも暴力をふるったり、暴れたりする子どもが増えています。
さらに、じっと座っておけない子や、他人の話を聞けない子どもも多く、授業が成り立たないケースも増加。学校教育の限界を感じている現場も少なくありません。こういった問題は、小学校に入学したばかりの1年生に多く見られ、「小1プロブレム」と呼ばれています。

自分の子どもをそうしないために、親が最低限果たさなければならない子育ての基本が3つあるのをご存知ですか?
今回は、意外と知られていない子育ての3つの柱についてご紹介します。

 

■まずは愛して抱きしめてあげること

最初にしなければならないのは、「無条件に愛すること」です。
赤ちゃんに見返りを求めて子育てをする人はいませんよね。ミルクをあげたんだから感謝しなさい、なんて思わないでしょう?
そういう愛情のことを「無償の愛」といいます。

これがなぜか、子どもが話したり歩いたり考えたりし始めると崩れてきます。「私はこんなに頑張っているのに」とイライラするお母さんが増えたり、「今忙しいの」と子どもを後回しにすることが増えたりします。

子どもは、自分のことを愛してくれている、何があっても親は自分の味方でいてくれる、という安心感の中で少しずつ成長していきます。親からの愛情が学習の基盤なのです。そこに不安があると、うまく親から離れられず、交流の輪を広げられなかったり、新しい経験を得ようとしなくなったりします。

小学校で登校をしぶるようになる子どもは、十中八九親からの愛情を十分に受けていません。

だからといって、親が子どもを愛していないということではありません。もちろん、そういうケースもありますが、多くは「子どもに伝わっていない」のです。
伝えるためには、会話だけでなく抱きしめてあげることが大切。きちんと触れ合う時間を大事にすることが必要です。
これを心理学では「ホールディング」と呼んでいます。まさしく「抱きしめる」ことですね。

 

■きちんと叱ることはやり直しのきかない教育

次に重要なのは、「リミットセッティング」
どこまではよくて、どこからはダメなのか、やっていいことと悪いことの境界を引くことをリミットセッティングと呼んでいます。

これは、大人になってから学習し直すのはとても難しいことです。
最近の親は、リミットセッティングがとても下手。「まだ小さいし、このくらいいいか」と甘く育てていたら手に負えなくなってきて、だんだん厳しくなっていくんですね。それではうまくいきません。
タイミングは、子どもがわざと叱られるようなことをするようになった時。幼少期のタイミングです。
あれって、境界を探しているんですよ。
イライラしますが、怒るのではなくしっかり叱るようにしてくださいね。

 

■子どもから離れることも親の仕事

ホールディングがうまくいっていれば、子どもは自然と親から離れたところで活躍できるようになっていきます。
それを親が阻害してしまってはいけません。
子どもが自分で経験し、時には失敗することが大切です。

親が子離れすることを、「デタッチメント」といいます。
必要以上に干渉せず、自分でいろいろさせてあげること。それが子どもを育てるためには絶対必要なことです。

 

■行政も動き出した就学前教育

静岡県教育委員会が、新年度から「幼児教育推進室」を新設し、ついに就学前の幼児教育に動き出しました。
良い影響が出るといいですね。

静岡県教委が就学前教育充実 「小1問題」解消目指す|静岡新聞アットエス

静岡県教委は2016年度、義務教育課内に「幼児教育推進室(仮称)」を新設し、就学前教育の充実を図る方針を固めた。入学直後の児童が授業に対応できない「小1プロブレム」の解消を目指す。16年度当初予算案に関連事業費約1400万円を盛り込む方向で調整している。  ■新年度「幼児教育推進室」新設 …

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