大学入試新テストが公表?注意すべき3つのポイント

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2015年現在の中学1年生が大学へ入学する年度、つまり2020年度から大学の入試制度が変わります。
これまでは共通一次試験、センター試験がありました。
いわゆる「ゆとり」の問題も含めて、それぞれ賛否両論ありました。
それらの反省も踏まえて?
新しい入試制度が検討されています。
未だ内容は検討中ですが、2015年12月22日
文部科学省の高大接続システム改革会議は問題例を公表しました。
もちろん試案の段階でしょう。
とはいえ見えていた?
見えてきた課題は何でしょうか。

■新テストとは
大学に限りませんが現在の入試制度は?
暗記力が勝負です。
どれだけ覚えたか?
そして当日にどれだけ思い出せるか?
これで勝負が決まります。
とはいえ暗記力だけで能力を判断してよいのか?
実際に社会で求められるのは思考力や想像力だからです。
もちろんゆとり教育に対する反省もあったのでしょう。
文部科学省では、大学が変わらないと日本の教育システムは変わらない!
そういう観点から、考える力を問う入試制度に変えようとしています。
それが大学入学希望者学力評価テスト(仮称)
いわゆる新テストです。

■注意すべきポイントは
完璧な入試制度はありえません。
一方で硬直化したシステムは、いずれ破綻します。
適当な時期毎に改変していくことは良いことです。
とはいえ受験生にとって制度が変わるのは困ったことです。
そのため傾向と対策を講じておくべきでしょう。
そこで新テストで注意すべきポイントについて解説してみましょう。

1.採点者ごとにバラツキが出る
新テストの特徴は?
これまでのマークシートとは異なり、一部記述式が加わることです。
もちろんマークシートのメリットは?
採点が楽なことです。
機械で判断できます。
しかし記述式になると?
現在のコンピュータでは対応できません。
必然的に人間がチェックします。
すると採点者毎にバラツキが生じる可能性は否めません。
また膨大な数の答案を見なければなりません。
人間は疲れます。
ミスをします。
おまけに文字が読み取り困難であれば?
感情が爆発しそうです。
なおパソコン入力によって回答すれば?
変換ミスやカンニングの可能性もあるでしょう。
とはいえ読みやすさ、そしてキーワード検索などで採点の助けになるかもしれません。

2.受験生にとって二度手間になる
新テストでは、マークシート式のテストも併用します。
つまり記述式は国語と数学に当初は限定されるためです。
もちろん記述式は採点に時間がかかります。
そのため記述式とマークシート式を同時には実施できません。
すると受験生は2回以上テストを受けることになります。
これは二度手間にならないか?
複数の対策を講じる必要も生まれます。
受験生にとっては負担になりそうです。
とはいえ裏を返すとチャンスが増えることにもなる?
現在は1度に5教科対応していました。
その労力が分散できるかもしれません。
新テストの目的は一発勝負を避けよう!
この観点から鑑みれば?
準備如何で結果が左右されそうです。

3.学校が対応できるか
一部の著名な進学校を除いて入試対策は?
ほとんど学習塾や予備校に依存しています。
言い換えると?
塾に行かずして独学で入試に挑むケースはほとんどありません。
これは何を意味しているのか?
つまり現行の入試制度でも、学校は対応できていません。
新テストは受験産業側のビジネスチャンスです。
もちろん予測を誤ると塾が潰れる可能性もあります。
そのため受験産業側は既に対応を始めています。
結果的にこれまで通り、塾依存型の入試になることは否めないでしょう。
教育システムは、変わるのか。
根本的な課題は残りそうです。

■2020年に間に合うのか
そもそも論ですが、2020年に間に合うのか?
そんな心配が消えません。
東京オリンピックと同じです。
つまり今そんな状況で大丈夫?
少なくとも1年前には?
受験生に対して明確な説明をする必要があります。
タイムリミットが迫っています。
「良い大人」になって欲しいなら?
「良い大人」が同じことを繰り返すことなく、子供達に迷惑をかけてはいけません。

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