政府が掲げる幼児教育無償化の狙いは何か

pixta_18107286_M

2015年11月26日、政府は一億総活躍社会を実現するための緊急対策を決めました。
そこでは希望出生率1.8の実現として、幼児教育無償化の段階的な実施が掲げられています。
少子化とはいえ簡単ではありません。
また無償化したからといって子供が産まれるわけでもありません。
では政府が考える幼児教育無償化の狙いはどこにあるのでしょうか。

■希望出生率1.8とは
政策の中で気になるのは「希望出生率1.8」です。
いわゆる合計特殊出生率ではないようです。
では希望出生率とは何か?
国民の希望でもありますが、まずは政府の要望です。
つまり晩婚化や非婚化の傾向は否めませんが適齢期の女性において、その9割は結婚願望があると言われています。
また理想の子供数は2人!
考えているようです。
ここから単純に弾きだした数値です。
もちろん1.8人産みたい!
そんな馬鹿な人はいません。
1.8はあくまでも統計的な平均値です。
とはいえ人口を維持するためには?
1組の夫婦が2人以上の子供を育てる必要があります。
若いカップルが子供を制限する理由は何か?
経済的問題が大きいようです。
その対策として幼児教育の無償化は?
一見理に適っていそうです。

■具体的な無償化の内容は
具体的な幼児教育無償化の内容は何でしょうか?
例えば幼稚園や保育所に通う費用を政府が負担することです。
とはいえいきなり全員には難しいでしょう。
そのため世帯の年収に応じて段階的に進めようとしています。
もちろん変なツッコミをしてはいけませんが、保育所は教育機関ではありません。
保育費用を補填しても?
幼児教育の無償化ではないでしょう。
幼稚園と保育所を統合する!
実際に始まっていますが、根本がおかしな話です。
専門家不在の場当たり的な対応です。
無知な国民の気を引くには?
耳当たりの良い話ですが。

■実現可能なのか
もちろん無償化されれば嬉しいでしょう。
とはいえ実現可能なのでしょうか?
政府は当初、2015年に年収360万円未満の世帯に対して始めようと考えました。
しかし財源の目処が立たない?
だから270万円未満に限定しよう!
とはいえそれも難しい?
結局は優先順位の話になります。
現状では幼児教育の無償化よりも高齢者医療や年金の充実が求められているようです。
つまり高齢者こそ確実な投票者だからです。
若い人の意識が変わらないと?
幼児教育の無償化はいつまで経っても先送りが続くでしょう。

■無償化して子供は増えるのか
そもそも論になりますが、幼児教育を無償化したら子供は増えるのでしょうか?
もちろんひとつの要因でしょう。
しかし教育費用は幼児教育だけではありません。
なお現在では義務教育は当然ですが公立高校の授業料も無償化されています。
これは高校がほぼ義務教育化しているためです。
とはいえ大学も半数が行く時代です。
この学費が高い!
また授業料は無料でも?
様々な名目で子供にはお金がかかります。
幼児教育以前に、やることはありそうです。
巷の意見でも?
無償化になったら子供を増やすか?
単純ではないようです。

■期待してはいけない
幼児教育の無償化云々を言うことは?
若者の選挙放れ対策としては眼を引きそうです。
しかし実質が伴わなければ?
若者としても諦めムードは否めません。
結局投票してもしなくても結果は同じ!
安保法制の成立を見ればわかります。
有権者の意見を聞いているのか?
意見を聞こうとしているのか?
幼児教育の無償化に期待してはいけないのかもしれません。
巷では?
無償化に頼るくらいなら子供を産むな!
シビアな意見が少なくありません。

■継ぎ足しは危険です
幼児教育の無償化を謳う政府の狙いは何か?
女性の社会進出を支援することです。
とはいえ日本の女性は?
生涯に1.8人の子供を産め!
愛しい我が子を大切な時期に他人へ預けて働け!
そう言われているように思えてなりません。
もちろん女性のキャリアアップも重要です。
しかし幼稚園は必要でしょうか?
本当に必要なら3歳から義務教育にすれば良いだけです。
根本から教育制度を考えないと?
継ぎ足しの建物は非常口が見出せず危険なだけです。

カテゴリー

ピックアップ記事

pixta_15381575_M

2015.12.3

2016年度の小学校受験は一段落?結果は如何に

小学校受験は、他の受験とは異なり秋がシーズンです。 12月を迎える現在、2016年度入学者に対する受験が一段落しました。 とはいえ結果は…

おすすめ記事

過去の記事

ページ上部へ戻る