東京都が都立の小中高一貫校を作る5つの目的

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現政権は、教育システムの改革を目指しています。
そのひとつは大学入試制度でしょう。
一方で義務教育も変えていく必要性に迫られています。
これは時代の流れでもあります。
東大を目指す子供がいる一方で?
授業についていけない小学生が少なくないからです。
そんな中で東京都が、公立で全国初の小中高一貫校を新設する方針を2015年11月24日までに固めたようです。
その狙いはどこにあるのでしょうか?

■1.競争に参加できるようにする
中高6年の一貫教育を採用する私立学校が年々増えています。
このシステムによって大学入試が有利になります。
学校にとってもメリットです。
しかし私立学校に通えるのは、経済的に余裕のある家庭だけです。
昨今のように格差が指摘されている現状では?
収入の差が学歴の差に直結してしまうようです。
一説によれば東大生の親は?
平均年収が1000万円を超えているとか。
年収300万円の家庭では?
競争に参加すらさせてもらえない現実があるようです。
そんな状況を打開すべく?
公立の中高一貫校も少しずつですが増えています。
それをさらに進めるのが、小中高の一貫校です。
期待が高まります。

■2.英語に重点を置く
小中高一貫校を開設する具体的な目的は何でしょうか?
ひとつは国際的に活躍できる人材を育成することです。
そのため英語教育に重点を置くようです。
もちろんこれからの時代、英語が理解できることは重要です。
早くから始めた方が、ネイティブに近づく!
そんな期待もあるのでしょう。
とはいえ国際人=英語が話せる!
図式が当たり前のように流布しています。
本当でしょうか?
海外ではバイリンガルが多い!
そうした指摘もあります。
しかし諸外国とは異なります。
日本国内では英語を使う場面がほとんどありません。
逆に一貫校を卒業したら国際人にならなければいけないのか?
変なプレッシャーにならなければ良いですが。

■3.理数系に強い人材を育てる
小中高一貫校を開設する目的として、理数系に強い人材の育成もあるようです。
もちろん早くから理数系に興味を持つことは重要です。
しかしそれは学校以外でもできるでしょう。
一方で今の小学校では、1、2年生に理科がありません。
3年生からスタートです。
この矛盾をどうやって説明するのでしょうか。
全国初の試みとして様々なことに挑戦するのは良いことです。
メリットが活かせる方向へ進むことを期待したいです。

■4.体験型の学習を増やす
知識偏重型への反省として、新しい小中高一貫校では?
体験型の学習を増やすようです。
これは新しい大学入試制度でも考慮されている点です。
つまり暗記だけではなく、考える習慣を身に付けさせることです。
子供に限りませんが、自分で体感しないことは、考えることができません。
本を読んで世界の飢餓や戦争を学ぶより現地に1日滞在した方が?
強烈なインパクトが残ります。
新しい学校では留学の機会も増えるようです。
とはいえその費用は誰が負担するのか?
そこまで配慮してくれるとありがたいですね。

■5.受験産業を盛り上げる?
公立であっても希望者全員を入学させるわけにはいきません。
国立小学校のように、何らかの試験が行われます。
小中高の一貫校ということは?
幼稚園児が受験することになります。
その時点で本人に自覚はあるのでしょうか?
ほとんどは親の考え方次第です。
つまり親が持つ教育に対する意識の違いが明確に現れてしまいます。
昨今は耳にしなくなりましたが、いわゆるお受験の再来です。
少子化において、様々な受験テクニックを駆使した受験産業を盛り上げる公共事業?
穿った意見もあります。

■機会があることを実感させましょう
新しいことに挑戦すれば、様々な批判や困難に直面します。
しかしそれでめげてはいけません。
教育の成果を上げるには時間がかかるからです。
大切なことは、選択肢を増やすことでしょう。
また挑戦する機会を設けることです。
そして誰にでもチャンスがあることを?
子供達に実感させてあげることです。

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